2026.4.29

「ない」をデザインする。効果的な余白の作り方|ログ!(札幌・長期インターン)

こんにちは、株式会社LANTERNインターン生の堀川春樹です。

インターンでデザイン業務に携わる中で、デザインについて多くのことを初歩から学んできました。基本原則はある程度理解していて、それを実践に落とし込むこともできるようになってきました。しかし、その中で「デザインは引き算」だという、基本的でありながらも抽象度が高くてしっかりと理解できていない原則がありました。この原則は「本質的な要素だけを抽出し、余分な情報や装飾を取り除く」ことであると私は解釈していましたが、これを自分の中で具体的な実践に落とし込む段階でつまずいていました。

今回読んだ『デザイン入門教室【特別講義】増補改訂版』坂本伸二 著(SBクリエイティブ株式会社、2024年)は、基本的なデザインの原則から、細かなデザインへの配慮まで、網羅的に解説している本で、その中の「余白」に関する内容が私の悩みを上手に解決してくれました。「ない」空間をデザインするという、一見矛盾しているように見える行為が、デザインにおいて重要な役割を果たすことを強く意識させられ、これからのデザイン制作に大きな影響があるような気がしたので、是非共有させてください。

「余白」について

効果的な「余白」を生み出すには、各要素の「重さ」を考慮して、全体のバランスを整える必要があります。デザインにおける「重さ」は文字、写真、図版、色面の濃度差に置き換えて考えることができます。例えば、濃度や密度の高いものは重くなり、逆に低いものは軽くなります。さらに同じ大きさの文字や写真、色面であっても、色が濃いほど重くなり、薄いほど軽く感じます。

画像出典:Google Gemini

次に余白について考えていきましょう。

余白とは「紙面上のなにも配置されていない空間」のことで、ふつうはただの空間の余りだと軽視しがちです。しかし、この余白の使い方次第でコントラストを上手く表現でき、バランスの取れたデザインになります。

余白には要素同士を結び付ける役割や、重要な部分を強調する役割があります。
例えば、全ての要素を左揃えで配置すると右側に余白が生じ、紙面上に密度の高い部分と低い部分のコントラストが生まれます。

さらに、余白の大きさを変えることで、紙面の印象も大きく変えることができます。
余白を少なくすれば賑やかで楽し気な印象を演出でき、余白を大きくすればゆったりとしていて、高級感のある印象を与えることができます。これはデザインに限った話ではなく、アパレルやインテリアのディスプレイなどにおいても同じことが言えるのです。

画像出典:Google Gemini

まとめ

このように見ていくと、ただ情報を削るだけの余白の使い方がいかにもったいないかが分かると思います。余白の使い方ひとつで様々な印象を与えることが可能になり、デザインの幅も広がるのならば、これを学ばない手はありません。意図的に「ない」空間を作り出すテクニックを今回手に入れたことで、「ある」も「ない」も、デザインにおいては自分のコントロールできる概念になったことが嬉しいです。

まだまだデザインについて学ぶことはあるでしょうが、そろそろ私も密度は低くても、少なくとも網羅的な知識は身に着けることができている、といっても過言ではないのではないでしょうか。こんな自信まで身に着けることができている自分を褒めたいと思います。とりあえずはゴールデンウィークを楽しんできます。それではまた。

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