2026.2.13
【本質デザイン】「全てのデザインは、説明できる。」感覚派だった私が手に入れた、一生モノの翻訳術|ログ!(札幌・長期インターン)

株式会社LANTERN、インターン生の市川愛子です。今回は、「絵には何が描かれているのか」という本を読んでの学びをアウトプットします。
「なんとなく、バランスがいいから」「今っぽいから」。 これまで私は、デザインというものを、どこか言葉にできない「感覚」や「センス」の世界のものとして扱っていました。直感で要素を配置し、なんとなく綺麗に整える。それで良しとしていました。
1. DNAに刻まれた「形」と「色」の記憶
なぜ、人は特定の形や色に心を動かされるのか。今回読んだ本では、それを人間の「本能」や「生物としての記憶」に紐づけて解説していました。
例えば、「尖った形」と「丸い形」。 私たちは尖ったものを見ると、理屈抜きで「危険だ」「緊張する」と感じます。それは太古の昔、尖ったものが「武器」や「棘(トゲ)」であり、身を守るべき脅威だったからです。逆に、丸い形に「優しさ」や「安全」を感じるのは、それが攻撃性のない、穏やかな状態を示しているからです。
色も同様です。「赤」を見てドキッとするのは、それが「血」の色であり、命の危機や高揚を連想させるから。「暗闇(黒)」に恐怖を感じるのは、夜の闇に潜む捕食者への警戒心がDNAに刻まれているからです。
つまり、デザインにおける形や色の選択は、単なる装飾ではなく、人間の生存本能へのアプローチだったのです。 星やハートといった分かりやすい記号を使わなくても、ただの四角形や背景色一つで、人の感情はコントロールできる。これは私にとって衝撃的な発見でした。
2. トレンドという「波」と、本能という「海」
この学びを得て、私は「知識の寿命」についても考えさせられました。
デザインの世界には流行があります。「今の若者にはこれが刺さる」「今年はこれがトレンドだ」。そういった情報は確かに重要ですし、瞬発力があります。しかし、それは時代が変わればすぐに古くなり、陳腐化してしまう知識でもあります。
対して、今回学んだ「本能に訴えかけるデザイン」はどうでしょうか。 100年後の人間も、おそらく尖ったものを見れば危険を感じ、暗闇には恐怖を感じるはずです。これは、国籍も年齢も、時代さえも超えて適用できる「普遍的な知識」です。
流行を追うだけのデザイナーは、波が変われば溺れてしまいます。しかし、人間の本質という深い「海」を知っていれば、どんな時代でも変わらない価値を提供し続けることができる。私は、一生使い続けられる「デザインの物差し」を手に入れたのだと思いました。
3. 「情景」を翻訳する仕事
では、この学びを明日からの現場でどう活かすか。私はデザインのプロセスを根本から変えようと思っています。
これまでは「なんとなく」置いていた要素を、これからは「再現したい情景」から逆算して配置します。 クライアントや上司に「なぜこのデザインなのか?」と問われた時に答えられる引き出しが広がったと思います。
「ここには、穏やかな安心感が必要でした。だから、敵がいないことを示す『丸い形』を使い、日中の安全な活動時間を想起させる『明るい色』を選びました」
このように、私が頭の中で描いた「情景」を、形と色という言語を使って翻訳し、説明することができるようになったからです。 まず着手するのは「形」です。その形は、見る人に安心を与えたいのか、それとも注意を喚起したいのか。その意図を明確にし、本能に届く形を選ぶことから始めます。
デザインは共通言語になる
「全てのデザインは、説明できる」。 この言葉は、私に大きな自信を与えてくれました。デザインは魔法でもセンスでもなく、誰にでも理解可能な論理です。 本能という共通言語を使いこなせるようになった今、私の作るデザインは、これまでよりも深く、強く、人の心に届くものになると信じています。

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