2026.1.28

【デザイン心理】同じ650mlなのに大きく見える?「健康ミネラルむぎ茶」のパッケージから学んだ視覚の罠|ログ!(札幌・長期インターン)

LANTERNに入社してから、デザイン感度が高くなる。

LANTERNでのデザイン業務を始めてから、街中の広告に自然と目が向くようになった。

地下鉄大通駅にある「さいとう矯正歯科」の強烈なインパクトや、「ゼネリックソリューション株式会社」の深海魚の広告。それらを見て単に「おもろい!」で終わらせず、「デザイナーはどんな意図でこの構成にしたのか?」と裏側を深掘りする自分がいる。

先日もサツドラでお茶を買う際、ふと違和感を覚えた。

「健康ミネラルむぎ茶」が、同じ650mlの他社製品よりも明らかに大きく、どっしり見えたのだ。よく見ると、そのボトルには横方向の細かな「凸凹(リブ)」が施されていた。

気づきを深堀してみえる2つの視覚心理

なぜこれほど大きく見えたのか。理由は二つの視覚心理にあると考えた。

第一に「横ラインによる体積の強調」だ。丸いボトルの表面にある横の凸凹が作る陰影が、視覚的に横方向への広がりを際立たせ、脳に「中身が詰まっている」というボリューム感を錯覚させている。

第二に「コンセプトに合わせた視覚情報のコントロール」だ。

例えば「爽健美茶」などは、曲線や余白を活かした「和・上品」なデザインで、軽やかさや清涼感を演出している。対してむぎ茶は、力強いフォントと暖色系の配色、そしてこの無骨なボトル形状で「元気・パワフル・満足感」に振り切っている。

デザインとは単に綺麗に整えることではない。ターゲットが求める「飲みごたえ」のような目に見えない価値を、形や色を使って「視覚的な重み(Visual Weight)」として設計する作業なのだ。日常の違和感を放置せず「なぜ?」と探るアンテナが立ったことで、実務でのデザインの見方も「感覚」から「論理」へと変わりつつある。

気づきをデザイン業務に活かす

今後のデザイン業務では、全ての要素に「なぜこの形、この色なのか」という根拠をセットで語れるようにしたい。まずは、バナー内の情報の優先順位を「視覚的な重み」でコントロールし、ユーザーの目をどこに一番に止めるかを計算して配置することに挑戦する。

私たちLANTERNは、札幌を拠点に活動する次世代型ビジネスデザインファームです。AI活用、Webマーケティング、デザインなど、デジタル領域の実務直結スキルを実践型で学べる総合実務学生インターンを運営しています。

Relatid Articles

関連記事

株式会社LANTERNのインターン生が運営する
思考の言語化・技術・カルチャーの記録。