はじめに
asana は単なるタスク管理ツールではなく、組織全体の働き方を変えるワークマネジメントプラットフォームとして、多くのグローバル企業に導入されています。asana の柔軟な機能は、複数部署や複数国にまたがるチームでも共通の基盤を提供し、業務の透明性・効率性・コラボレーションを大きく向上させています。
本記事では、asana 公式が公開している海外企業の成功事例を紹介し、どのような課題を解決し、どんな成果を出しているかを見ていきます。これから asana を導入・拡張しようとしている方にとって、実際の活用ヒントになる情報です。
1. We Are Era:プロジェクト管理の中心として活用
背景と課題
We Are Era は、多部門・多拠点で多数のプロジェクトを管理する必要があり、従来は複数のツールを併用して業務管理を行っていました。その結果、管理が分散し、プロジェクトの可視性が低いという課題を抱えていました。
asana の導入と成果
asana を中心プラットフォームとして採用し、プロジェクト管理と日常のコラボレーションを一元化しました。asana のルール(自動化)、フォーム、テンプレートを活用することで、プロセスを標準化し、定型作業の効率化を実現しています。
156 名以上のスタッフが 8 拠点で活用し、2,500件以上のプロジェクトと約 400,000 件のタスクを管理しています。asana の自動化とテンプレートにより、年間で約 90 日分の作業時間を節約したと報告されています。
2. Zoom:部門間コラボレーションと労働時間の削減
導入の背景
Zoom Video Communications は、急成長する企業規模に応じて、各部署間の連携や情報共有に課題を抱えていました。特に、エンジニア部門とビジネス部門が別々のプロセスで動いていたため、連携効率の改善が必要でした。
asana 活用の成果
asana を導入することで、部署間のコミュニケーション基盤を統一し、情報の透明性と共有速度を向上させました。公式発表では、asana の活用により、フォーム・コメント・テンプレートなどの機能を利用して 年間合計で 667 日分もの作業時間を削減できたと報告されています。
これにより、Zoom は組織全体での作業管理が効率化され、迅速な意思決定とプロジェクト進行の加速を実現しました。
3. その他の海外導入企業例
asana 公式サイトでは、他にも数多くの海外企業が導入事例として紹介されています。代表的なものとして以下の例があります。
Verizon:キャンペーン管理の変革による成長加速
Spotify:プログラム推進の強化
DIRECTV:年間 800,000 ドルのコスト節減
NCAA:コンテンツ消費を 4 倍に拡大
これらの事例は、グローバルレベルでも asana がさまざまな業種・規模で成果を出していることを示しています。
4. 成功に共通するポイント
海外事例に共通して見られる成功の要因は以下の通りです:
■ 1. プロジェクトの可視化と透明性の向上
asana を活用すると、タスク・期限・担当者などの情報が一元管理され、関係者全員が同じ情報をリアルタイムで把握できます。これにより、プロジェクトの進行状況が明確になり、遅延やボトルネックを早期発見できます。
■ 2. 自動化と標準化による効率改善
ルール・テンプレート・フォームを活用することで、重複作業や手動タスクを削減し、チームの生産性を向上させています。
■ 3. 部門横断のコラボレーション強化
企業規模が大きくなるほど、asana を中心に情報共有の基盤化が進み、部門間の連携が円滑になる傾向が見られます。
5. まとめ
asana の海外導入事例からは、業種・規模を問わずプロジェクト管理とチーム連携の改善につながる汎用性が見えてきます。asana の導入は単なるツール変更ではなく、業務プロセスの可視化・標準化・自動化を同時に実現する手段として機能しています。
海外企業の成功事例を参考に、自社での導入・運用設計に役立ててください。


