はじめに
デザインプロジェクトを円滑に進めるうえで、フィードバックの管理は欠かせません。
修正指示が散らばったり、認識のズレが生じたりすると、制作スピードや品質に大きく影響します。
Figmaのコメント機能は、デザイン上の特定箇所に直接フィードバックを紐づけられるのが大きな特長です。
テキストだけのやり取りに比べて誤解が生まれにくく、確認・修正・合意までをスムーズに進めることができます。
本記事では、Figmaのコメント機能の基本から、チームでの実践的な活用方法までをわかりやすく解説します。
1. Figmaコメント機能の基本
Figmaのコメント機能は、デザイン制作におけるフィードバックのハブとなる機能です。
誰が・どこに・何を伝えたのかを明確に残せるため、チーム全体のコミュニケーションが整理されます。
コメントの投稿方法
上部ツールバーの吹き出しアイコン(Comment)をクリック
コメントを付けたいキャンバス上の箇所をクリック
表示された入力欄にコメントを記入し、送信
コメントはキャンバス上にマーカーとして表示され、
該当箇所とセットで内容を確認できます。
この仕組みにより、「どこについての指摘か分からない」といった問題を防げます。
コメントの表示・非表示
コメントの表示は、Shift + Cで切り替え可能です。
デザイン作業に集中したいとき → コメントを非表示
フィードバック対応時 → コメントを表示
状況に応じて切り替えることで、作業効率を落とさずに進められます。
2. コメントへの返信とディスカッション
Figmaでは、コメントごとにスレッド形式でやり取りができます。
これにより、議論が分散せず、後から見返しても経緯が分かりやすくなります。
スレッド形式での返信
コメントをクリックし、返信欄にテキストを入力するだけでOKです。
誰がどの意見に対して発言しているのかが明確になり、
認識のズレを防ぎながら議論を進められます。
スタンプ(リアクション)の活用
Figmaでは、コメントに対してスタンプで反応することも可能です。
内容を確認した
賛成・同意している
といった意思表示を、テキストを書かずに伝えられるため、
細かなやり取りの負担を減らせます。
ディスカッションを円滑に進めるコツ
コメントはできるだけ具体的な箇所に紐づける
修正理由や意図を簡潔に書く
感情ではなく「目的・改善点」にフォーカスする
これだけで、フィードバックの質は大きく向上します。
3. コメントの完了(Resolve)と管理
コメント管理を効率化する鍵が、「完了(Resolve)」機能です。
コメントを完了にする
対応が終わったコメントは、チェックアイコンをクリックして
「Resolved(解決済み)」に設定できます。
これにより、未対応コメントだけが残り、
今やるべきタスクが明確になります。
完了コメントの再表示
過去のやり取りを確認したい場合は、
「Resolved comments」を表示することで、完了済みコメントも確認できます。
意思決定の背景を振り返る際に便利です。
コメント管理のポイント
対応が終わったら必ずResolve
未対応コメントを放置しない
定期的にコメント一覧を整理する
これだけで、フィードバック管理のストレスが大きく減ります。
4. 通知機能を活用したフィードバックの効率化
コメント機能と合わせて活用したいのが、通知機能です。
アプリ内通知・メール通知
コメントが付くと、Figma内で通知
設定次第でメール通知も受信可能
アプリを開いていないときでも、重要なフィードバックを見逃しません。
Slack連携
FigmaはSlackと連携でき、
コメントや返信をSlackチャンネルに通知できます。
チーム全体への共有
即時対応が必要な案件
に特に有効です。
通知設定のカスタマイズ
すべてのコメントを通知
自分宛てのみ通知
など、状況に応じて柔軟に設定できます。
通知過多を防ぎつつ、必要な情報だけを受け取れます。
5. チームでのフィードバック管理のポイント
タスク管理として使う
コメント=タスクと捉え、
Resolveを進捗管理の指標にすると、作業が整理されます。
集中と切り替えを意識する
デザイン中:コメント非表示
確認・修正時:コメント表示
この切り替えが、生産性を保つコツです。
チームの透明性を高める
Figmaのコメントは、
デザイナー以外のメンバーも状況を把握できます。
これにより、
「誰が・何を・なぜ修正したのか」が可視化され、
チーム全体が同じ認識で動けます。
変更に柔軟に対応する
コメントは編集・削除・再オープンが可能です。
プロジェクトの変化に合わせて、情報を整理し続けることが重要です。
6. まとめ
Figmaのコメント機能は、
単なる「意見を書く場所」ではなく、
チームの意思決定と進行を支える重要な仕組みです。
デザインに直接紐づくフィードバック
スレッド・Resolveによる整理
通知・Slack連携による即時共有
ぜひFigmaのコメント機能を活かし、
スムーズで質の高いデザインプロジェクトを実現してください。


